主催:RISEクリエーション株式会社
大会名:RISE 144
会場:東京・後楽園ホール
日時:2020年12月18日(金)
開場17:00 本戦開始18:00
さて、いよいよRISEは、最後の大会を迎えました。
この、RISEという団体をどう見るか。
RIZINへの架け橋であるキックボクシング中心の
打撃団体と捉えるか?
なすがわ先生のホーム団体として存在する団体?
位置付けはそうなのでしょうが、現実他に何を見つけよ
うとしているのか。
そんな意味で、試金石となる大会ではなかったでしょう
か。コロナ禍のため、選手の体調を含めて興行を打つ側
としては、スケジュールを立てづらく、大変な一年で
あった。K-1と同様に、なすがわ先生の体調が大きく左
右するカード編成に加え、白鳥大珠選手のトーナメント
初戦での怪我による離脱。メインを固められる選手がい
ない。RIZINをメインに考えると、RISEの興行はこのタ
イミングでしかできないのである。
今年の締めの興行というよりは、11月興行に出られな
かった選手の受け皿大会なのでしょうか。
▼第1試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
YUU(リアルディール/同級11位)
vs
青木朋哉(和術慧舟會 駿河道場)
最終的な判定の結果YUU選手の勝ちですが、その中で感じ
る立技の大会の中でも、RISEのこの域の選手のレベルは
間違いなく、K-1の方が高い。
システムのおかげなんでしょうね。
若い世代の仕組みを持つ団体との違いですね。
▼第2試合 ミニフライ級(-49kg) 3分3R
ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級4位)
vs
AKARI(TARGET/2018年KAMINARIMON全日本女子-52kg級優勝)
この団体の一つのカラーとして、男子ではテッペンの世界
観がオーソライズされ、あの親子の独壇場。
かたや、女性は、神村エリカの世界観の押し付け方が大き
いのです。この一戦も、凡戦でした。
もっと、伸びる素材でも、テッペン親子と神村エリカ視点
に見合うかどうかなっており、殻を破れない。
唯一の血を感じるのは、白鳥大珠選手ぐらいなのでしょ
う。往々にして起きる、ピラミッドは先に進めない図式を
作る。この団体の限界を見る
▼第3試合 バンタム級(-55kg) 3分3R
知花デビット(エイワスポーツジム/元WMC日本フェザー級王者、元WMC日本バンタム級王者、元WBCムエタイ日本統一バンタム級王者)
vs
内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/元DEEP☆KICK-55kg王者、SB日本スーパーバンタム級2位)
この辺から、いい選手が見られる。
どの団体でも思うのが、コロナ禍のせいで、実戦が足りな
いために、コンビネーションもミットうちの延長にしか見
えないところが強い。
ラストラウンドにようやく、カウンター気味のパンチでダ
ウンが奪えた。試合だった。
▼第4試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R
鳩〔あつむ〕(TSKjapan/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者、WMC日本バンタム級王者)
vs
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
鳩選手Muay Thaiの技量は非常に高いのですが、決め手に欠いてしまう。
これだけいい打撃があるのに決めきれないのはやはり、ミット打ちばかりですね。
【後半戦】
▼第5試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
松谷 桐(VALLELY KICKBOXING TEAM/元NJKFフライ級王者、同級5位)
vs
佐藤九里虎(FAITH/WMC日本スーパーフライ級王者、同級11位)
ここも、判定
小粒です
▼第6試合 フライ級(-52kg) 3分3R
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/WPMF女子世界フライ級王者)
vs
田渕涼香(拳聖塾/第22回全日本少年少女空手道選手権大会 高校生女子軽量級優勝)
※陣内まどか負傷欠場により田淵が代打参戦。初代RISE QUEENフライ級王座決定戦 3分5R無制限延長Rからワンマッチに変更、小林が暫定王者に
この試合はすごかった。
小林愛三選手は非常にしっかりとMuay Thaiをやる選手ですが、
この田渕涼香選手はとにかくしぶとく、正拳突きがすばらしい
カウンターがとにかくしっかりと打てる気持ちの強さ
カウンターは気持ちが必要です。
それを打てる女性の選手は非常に気持ちが強い
この選手は強くなる。
▼セミファイナル(第7試合) スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
一馬(MONSTAR GYM/同級1位)
vs
前口太尊(TEAM TEPPEN/元J-NETWORKライト級王者、同級2位)
この一戦セミに持ってくるのは前口太尊選手をどう、一馬選手のボクシングテクニック
は素晴らしかったです。
今どき昭和なトランクスこれがギャップでいいですね。
▼メインイベント(第8試合) ミドル級(-70kg) 3分3R
延長1R
緑川 創(RIKIX/同級1位、元WKBA世界スーパーウェル
ター級王者)
vs
憂也(魁塾/同級6位、ウェルター級5位、第2代DEEP☆KICK-65kg王者)
延長まで持ち込んだ試合のわりに盛り上がらない。
緑川創は、再起戦を飾れず・・・・
【まとめ】
前回のK-1の2020年の最終戦といい
この、RISEの最終戦といいあまりにも華がなく
そして、これでは、RISEも厳しいですね。
残念な興行でした。
はい、それでは この辺で ★ Master Kevin ★ でした。
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