こんばんは
ようやく年始の試合を始めているさなかに
今日の試合、話しましょう
主催:Krush実行委員会
大会名:Krush.122
日時:2021年2月27日(土)16:45開場 17:30開始※当初の発表より30分早く開始
会場:東京・後楽園ホール
▼プレリミナリーファイト第1試合 Krush女子アトム級/2分3R
森川侑凜(サポートスクールグレス)
vs
Kiho(TeamK.O.Garage)※Krush初参戦
良い選手が出てきました。
森川侑凛選手はトーナメントを制していますが、まだまだの選手。
Kiho選手は、良い体です。
手足も長くとてもいいバランスです。
初参戦ですが、非常に落ち着いていて、右のローキックと 前蹴りが非常にいい選手です。
もともと、森川侑凛選手の攻撃は手をたくさん出すようにジムが教えているようで治っていない
要するに手が出ればいいと言われて教わっておりしっかりと腰が使えている生きている攻撃が
できていません。
最終的には、手数が出ているようにみえるのでドローになりましたが、残念ながら、
判定はドロー。でも有効打は明らかにKiho選手のほうがよく当たってました。
▼第1試合Krushバンタム級/3分3R・延長1R
藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
vs
大石和希(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
Krush.ではおなじみの大石和希選手と藤田和希選手の対決。
大石和希選手は独特の構えの上スイッチする選手です。
構えも少し顎が出た状態ですのでカウンターをもらうともろそうな状態です。
しかし、これも悪いところですが、城戸 康裕選手がセコンドについている大石和希選手は
ひごろから、トリッキーな闘い方しか見ていないため、スイッチでごまかしており、
2ラウンドに藤田和希選手はダウンをもらう。
その後しっかりと対策しながら大石和希選手の弱いところを見つけ左のリードが顎にヒットしており
鼻血がとまらなくなり、一気にスタンディングダウンからあっという間のフィニッシュ
藤田和希選手のほうが肩、二頭筋 三頭筋がしっかりと発達しており、非常にいいボクシング力です。
▼第2試合 Krush女子アトム級/2分3R・延長1R
チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)
vs
NOZOMI(TAD)
この一戦も楽しみなカードです。
お互い、細い線ですが、しっかりと伸びてきている選手
CHAN LEEは、ゆっくりべた足で詰めてくるストーカースタイルです。
NOZOMI選手は、ステップワークが非常にいい。
CHAN LEEのプレッシャーが徐々にNOZOMI選手のスタミナと圧を奪いだす。
NOZOMI選手も良い左右のパンチが入る。
お互いまだ、ブロッキングがうまくないために、どうしても当たりながらの攻めになる。
NOZOMI選手は運動能力が高いうえに手足が長いのでしっかりとパンチが顔面に
入り始める。
ほぼ互角の勝負です。
やはり有効打の意味ではNOZOMI選手の勝ち
筋肉がついてくるととてつもなく強くなりそうな選手ですね。
▼第3試合 Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
小巻海斗(真樹ジムAICHI)
vs
44・ユウ・ウォーワンチャイ(REVIVAL-GYM/team夢乃力)
※吏羅が右膝内側側副靭帯損傷により欠場のため小巻海斗に変更
44 Yu Wor.Wanchai選手はMuay Thai選手
小巻海斗選手は17戦こなしている選手
非常にいいパンチをもっていて、リズム感がいいです。
左フックも、右ストレートも非常に良いタイミングでしっかりと体重が乗っています。
森川侑凛選手などはこういうパンチを打てる練習をジムの人間が教えるべき
お手本のような選手です。
一瞬で1ラウンドKO 空手出身のハイキックもきれいです。
▼第4試合 Krushフェザー級/3分3R・延長1R
桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
佑典(月心会チーム侍)
今売り出し中のジム月心会の選手です。
佑典選手
非常にスピードのあるローがあります。
空手出身にある、しっかりと開いて構えるスタイル。
佑典選手の蹴りがとにかく早いので桝本翔也選手は手が出にくい。
1ラウンドであっという間に左ストレートをもらう。
喧嘩四つのため組みづらさがあります。
あっという間に勝負を決める。
▼第5試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
近藤拳成(大成会館/キックボクシングジム3K)
vs
大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
近藤兄弟の次男坊の近藤拳成選手
近藤魁成選手を弟にもち若干弟に先を越されている。
大野祐志郎選手は非常に体ができている選手
これもあっという間に左のショートアッパーからの
右左と膝で一瞬で沈める。
近藤拳成選手のとにかく教科書通りの攻めでは、この大野祐志郎選手の
Powerブローはすごい。
▼第6試合 Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
蒼士(昇龍會)
vs
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
璃明武選手は、負けをしょったうえでどうなるか復帰戦
対する蒼士選手も2連敗中
璃明武選手が非常に見えている。
膝も上手な璃明武選手がじりじりと蒼士選手を追い込みます。
全体的に軽いキレのあるタイプの攻撃。
璃明武選手ももう少し筋量が上がれば間違いなく上の階級でできる選手ですね。
璃明武選手の左のフックが効果が出ており、そのさばきができない分、蒼士選手は
つらいところ。
また、蒼士選手の立ち位置が非常に悪い上に攻め込み方が直線的すぎます。
これも、ジムの問題なのでしょう。対人対戦数が少なく、ミット打ちだけではなかなか育たない。
打ち合いすぎるために見えている璃明武選手のほうが優勢。
蒼士選手へのアドバイスがもっと左に回りつつも右に回れれば、もっと当てやすくなるのですが・・・
最終的にはやはり、判定で璃明武選手でした。
正直なところ、璃明武選手はしっかりと決めきれなかった。
もう少しweightアップしないと重さが出ないのかもしれません。
▼セミファイナル(第7試合)Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
野田蒼(月心会チーム侍)
晃貴選手は少し危険です。
武尊選手を崇拝するのはわるくはないのですが、
武尊選手より回転数と当て勘がよくないために
もらう量が多い。
そのため、このままでいくとおそらく事故のようなカウンターをもらいすぎると
脳へのダメージも含め今後の彼の状態が不安です。
武尊選手のセコンドは、なすがわ先生のセコンドと一緒で
他選手へのアドバイスが自分の身体能力通り行っていると今後
選手が育たない可能性が高くなるでしょう。
▼メインイベント(第8試合)Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
新美貴士(名古屋JKファクトリー/王者)
vs
斗麗(WIZARDキックボクシングジム/挑戦者)
※王者・新美の初防衛戦
新美貴士選手は試合が続きます。
もう少し間隔があかないと大変です。
しかし、Krush.の看板が現在あまりいないのでメインを飾れる選手が少ない。
新美貴士選手はどちらかというと地味な攻めですが、
日本人受けする選手です。
トーナメントからの王座奪取
連続のタイトルマッチも非常につらいところです。
しかし、1ラウンドのスタート時は非常にトリッキーに動けていた斗麗選手ですが
すぐにスタミナ切れ。
2ラウンドからじりじりとしつこい新美貴士選手のプレッシャーが大きくなります。
斗麗選手が最終ラウンド必死に押していきます。
新美貴士選手の地味にコツコツ当てていくスタイルにまた返されていきます。
飛び上がりざまのストレートがヒットしあっという間のダウン
とにかく、新美貴士選手手は止まらない。
ダウンのおかげで少し斗麗選手は必死さが出ますが、ダウンの分判定は当然
新美貴士選手の勝ち。
【まとめ】
地味な大会になりましたが
楽しみな選手がちらほら見えていい大会でした。
新美貴士選手は自分のペースを守りしっかりとした王者の試合でした。
はい、それでは この辺で ★ Master Kevin ★ でした。
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